中学英語の勉強方法をまとめてみたー学習の秘訣は音読にある
中学英語は3年間で段々積み上げていく教科なので、いったんつまづいてしまうと後が大変になってきます。
そうならないうちに、1年や2年のうちから中学英語の勉強方法を確立しておくことは必要です。
この記事では、着実に力を付けていくための中学英語勉強法をまとめます。
文法や論理だけではやっていけない
特に「理系」の人に多いのですが、
「私は丸暗記が苦手だから、文法とか法則で英語を覚えていく」
という人がかなり多く見受けられます。
そして、たいてい間違いなく英語が苦手です。
確かに、文法や単語は覚えなければいけません。
でも、それだけでは絶対にやっていけません。
なぜでしょうか。
初めて日本語を覚えるときのことを考えてみましょう。
日本語のテキストで文法を覚える赤ちゃんが、どこにいるでしょうか?
親が使っている単語や文章を真似ていれば、文法なんか教えられなくてもついて来ます。
英語も同じです。
英語は、教科のひとつである以前に、言語なのです。
コミュニケーションのために使われるものです。
それを文法や法則だけで覚えようとするというのは、かなり無理があります。
それならば、どうすればいいのでしょうか。
子供のように、文章を真似ることによって習得できます。
定期テスト(中間テストや期末テスト)は、教科書の文章や単語がそのままテストの中に出てくることがほとんどです。
テスト勉強の際に、範囲の文章をまるまる記憶してしまいましょう。
とくに、その単元でピックアップされている文法が使われている文章は、何があっても完璧に覚えましょう。
そうすれば、言葉の並び替え問題や英訳問題はすんなりパスできてしまいます。
単語の読み方は間違いなくバッチリになります。
暗記は大変だと思うあなた!
最初は1文でいいでしょう。
大切な文をひたすら声にだしてください。
何度も何度も声に出します。
大体覚えたな。と思ったら教科書を閉じて、壁に向かって、もしくは窓を開けて、今覚えた文をもう一度声に出してください。頭で覚えるよりも口で覚えるようなイメージでひたすらぶつぶつと言います。
実はこの方法は英語だけでなく、言語を覚えるときに非常に有効な方法だと言われています。
音読して覚える方法です。
そしてこの音読して覚えるという方法で覚えた文は10年後も忘れにくいのです。
英文を覚えたら・・・
「丸暗記」というと、本当にそれで大丈夫かと疑う人もいます。
それも無理はありません。
ご安心ください、それだけではありません。
その後の流れを以下に記します。
当然ですが、丸暗記したら日本語訳もできるようにならなければなりません。
覚えた英文の日本語訳が出来るか、必ず確認しましょう。
この段階を踏むことで、苦痛な単語帳というものが必要なくなります。
文章の中に自然に単語が入ったカタチで覚えることが出来るので、スムーズに記憶に残ります。
文法は、その後です。
丸暗記を助ける「記憶の材料」として、文法をしっかり覚えましょう。
「さっき覚えた文章は、この文法に沿って書かれてるんだ!」ということが分かれば、もう何も怖くなくなります。
その単元はマスターしたも同然です。
ここまでの流れを、ちょっとまとめてみましょう。
①テスト範囲の本文を丸暗記(音読がオススメ)
②丸暗記した文章を日本語訳できるようにする
③丸暗記した文章で出てくる文法をチェックする
こういう流れになります。
逆に言えば、定期テスト対策として他にすべきことが見当たらないぐらいです。
「丸暗記」というと、「そんなんじゃ絶対無理だ!」「労力の無駄だ!」とおっしゃる方が必ずいらっしゃるでしょう。
そのとおりです。
暗記だけでは、絶対に上達しません。
せっかく蓄えた知識の、使い方をマスターしなければ何の意味もないのです。
それでこそ、②や③の段階が必要になってきます。
これが出来て初めて、丸暗記した努力は報われるようになるのです。
高校受験をガッチリこなすために
テスト範囲を完璧に覚えてしまうだけでなく、今後も使えるようにするために、私はネット塾をおススメします。
ネット塾の授業は何度も繰り返し再生できます。
また、メールで質問することも可能です。
ですので、曖昧なまま記憶してしまうことを避けられます。
特に高校受験を見越して勉強をしていく場合、受験対策の英語が必要です。
これは、本来のコミュニケーションとしての英語とは違う方法で勉強していかなければなりません。
そのために、塾に通ったり家庭教師を雇っている方も多いでしょう。
ネット塾は、学校や塾では教えてくれない、下学年の範囲もきっちりと教えてくれます。
それで学習の補助として、苦手なところをカバーするために、ネット塾を用いて勉強している人が増えています。
当サイトでは、中学英語を強化するのに役立つネット塾を取り上げています。
ネット塾の中には、動画の時間が15分程度のものも多くありますので、忙しくても、コマ切れの時間を使って教科書内容をマスターしていけます。
長期的にじっくり頭に入れていくので、テストが終わっても記憶に残りやすくなり受験対策となります。