不登校の中学生の勉強法をまとめてみた
不登校だと勉強ができない―という見方は、全く間違っています。
中学生のころ不登校になった人で、自分で勉強を頑張った人はたくさんいます。
そして、そういう人たちは間違いなく、勉強法を身につけています。
不登校でしっかり学力を身につける方法をご紹介します。
暗記で変わる
中学の勉強は、大半が暗記です。
国語にしても、漢字を暗記して初めて文章が読めます。
社会なんて、もう9割以上は暗記で決まります。
英語も単語なんかは暗記ですよね。
しかし、数学、理科はどうでしょうか。
文系教科に比べると、暗記要素は少なそうに見えますが…
いいえ、やはり暗記なのです。
問題を解く方法を「暗記」するのです。
これはどういうことかというと、
不登校でも家で暗記を頑張れば、学校に行っている状態と同じぐらいに学力を上げることが出来る、ということです。
学校に行かない人は知ることのできない秘密の方法など存在しないのです。
不登校は決して「ハンデ」とはならないのです。
むしろ人間関係などのストレスが少ない分、人によっては不登校がプラスになる場合だってあります。
社会の勉強法
そうは言いましたが、ただ闇雲に暗記すればいいものではありません。
「暗記」というと、参考書などの答えをただ覚えるだけの子がいます。
それはかなりの骨折り損です。
答えを覚えるだけでは、いつ使えばいいか分からないからです。
例えば、「ペリーが黒船に乗ってきた」だけはしっかり覚えているとしましょう。
でも、「黒船に乗って日本に来たのは誰でしょう?」なんていう簡単すぎる問題は、よっぽどのことがない限りテストに出ません。
出ても、配点は2点ぐらいのもんでしょう。
そうではなく、
・1853年、アメリカからやってきた
・ペリーが来航したのは神奈川県の浦賀
・「太平の 眠りを覚ます 上喜撰…」という句が詠まれた
・日本に開国を迫る目的で来た
・翌年もう一度やってきて、「日米和親条約」を結ぶこととなり、下田(静岡県)と函館(北海道)を開港することになった→鎖国は崩れた
ぐらいまで覚えなければ、せっかく覚えた知識は無駄になってしまいます。
単語だけでなく、ストーリーを「暗記」するのです。
ここまで覚えれば、
「1853年に艦隊を率いて浦賀に来航し、翌年に日米和親条約を結ぶ際にも来航した、東インド艦隊の長官は誰か」
という難しげな問題が出ても、自信たっぷりに「ペリー」と答えられます。
それだけでなく、ひとつの大問―おそらく10点程度―をモノにできることでしょう。
数学の暗記法
数学の場合は、社会と同じ暗記をすると痛い目を見ます。
ワーク問題の数字を覚えたとしても、数字の同じ問題なんか絶対出ません。
数学の場合は、「解き方」を暗記しなければなりません。
例えば、三角錐というものが存在することだけ覚えても全く意味がありません。
でも、底面積×高さ÷3 で体積が出る!ということを覚えていれば、辺の長さが変わっても対応することが出来ます。
三角錐の仕組みを展開図を使って覚えていれば、三角錐の面積は小学生の知識で解ける問題です。
こんな感じで解き方を覚えてゆき、それを問題集などで定着させてゆくのが数学の暗記法です。
とはいっても、暗記ってそう簡単じゃない。
各教科・各単元ごとに押さえるべき「ツボ」が必ず存在します。
学校では「ここはよくテストに出るぞ~」と言って教えてくれますが、自分で勉強しているとそれが分かりません。
あまり結果につながらないところばっかり暗記しても、大切な「ツボ」が押さえられていなければ意味がありません。
そうなると、苦労が水の泡になってしまいます。
それに気づかずズルズル行ってしまうと、結果がいつまでたっても付いてきません。
そうすると、「頑張っても自分はやっぱりダメだった…」という考え方に陥る可能性が高くなります。
勉強したくても、気力不足で勉強出来なくなってゆく可能性が高くなるのです。
じゃあ、どうすればいい?
それを避けるためには、しっかり自分の勉強を見定めてくれる存在が絶対に必要です。
学校に通っているときは、先生がそれを教えてくれます。
しかし、不登校で学校に行けない時には、そうしてくれる人がいません。
でも、だからと言って塾に通ったりするのは抵抗がある…ということもありますよね。
そんな時におすすめしたいのが、ネット塾です。
周りの誰かと接することなく、講義の動画を見ることが出来ます。
その教科を知り尽くした先生が、暗記すべきポイントを教えてくれます。
分からなければ、何度でも見返すことが出来ます。
先生に直接質問するのはちょっと…という場合でも、メールで質問できるものもあります。
家庭教師の先生に部屋に入られるのは抵抗がある…という場合でも、ネットを介した家庭教師が出来るものもあります。
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