不登校で勉強しない子供のために今できること
子供が不登校で勉強しない、と言っても、原因や状況はひとつに決まっているわけではありません。
お決まりの対処法によって、不登校がなくなったり勉強しだしたりするわけでもありません。
こうした事情から、この不登校が出口の見えないトンネルのように感じて絶望感に苛まれる親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
誰も「特効薬」のような解決策を示せるわけではありません。
しかし、今出来ることは何かあるはずです。
時代は変わった
こう言うとなんか投げやりに見えるかも知れませんが、実際問題として時代は大きく変わりました。
20年や30年ほど前の、親御さん方(私もこの年代です)の子供のころとは、環境が大きく変わったのです。
例えば、イジメの方法ひとつ取ってみても随分変わりました。
昔はどちらかというと、ジャイアン型というか…
いじめっ子は力があっても数人しかいなくて、大多数の人間は無関係でした。
もしくは、同情できる余地が残っていました。
そして、ある程度誰かの目には触れていました。
家に帰れば、いじめられることはありません。
今は違います。
例えば、LINEなどのSNSを用いたイジメがよく報道されていると思います。
「既読」がついたのに返信が遅いという理由で、即座に翌日からイジメの対象になったりします。
暴言が、家に帰っても電話から24時間飛んでくる環境にあります。
わざわざ教室ではなくても、誰の目にも触れないところでいじめられるので、より陰湿化し解決が難しくなります。
つまり、24時間365日イジメられる環境が出来ているということです。
しかも、解決者の介入も難しくなっています。
それゆえに心を休ませることが出来ず、不登校になるケースもあるでしょう。
あなたのお子さんの不登校はSNSイジメが原因だ、と言いたいわけではありません。
この例から分かるのは、
「私たちが予想だにしない辛さや苦しみを、彼らは背負っている可能性がある」
ということです。
自分の子供時代の実体験や経験をもとに、不登校や勉強しないという問題を解決することは難しくなってきているのです。
そんな環境での家庭学習も一筋縄ではいかない
学校に行くのはもう少し先の目標として、そのための一歩として自宅学習をさせたいと考えておられる親御さんも多いことでしょう。
しかし、よく出来た教材を揃えればいい、というわけでもありません。
前述したような辛さや問題から、子供は予想以上に深い心の傷を負っている可能性があります。
現実の怪我と同様、深手を負った状態では動き出すことが出来ません。
また、「勉強したいけど、どうしても心や身体がそれを許さない」というタイプの不登校もあります。
勉強にも部活にも人間関係にも真摯に取り組み続けたからこそ、気づいたときには心を燃やすエネルギーが枯れ果てていて…というタイプのものです。
動きたくても、動き出すための「心のガソリン」がないのです。
どんなパターンにしろ、共通する事実としては、
「単に勉強するかしないか以上の、心のケアから始めなければならない」
ということが挙げられます。
学習環境を整えてあげる以上のことが関係しています。
実際の怪我でも、あまりに傷が深ければ病院で診てもらうように、
不登校の過程で経験してきた心の「怪我」についても、専門家の助けが必要といえるでしょう。
もちろん、この点で子供たちの一番の専門家は、他でもない親のみなさんです。
これまでの成長を見てきた親のみなさんは他の誰よりも子供たちのことをよくご存知です。
とはいえ、勉強を教えるとなると他にも専門家の手を借りるのが懸命でしょう。
ネット塾にも専門家がいる
塾というと、厳しい受験戦争のためにビシバシ勉強させられるイメージがおありかもしれません。
しかし、最近のネット塾はそれと大きく異なるものがあります。
不登校サポートコースが用意されていて、心のケアを行なってくれるコースが存在します。
また、勉強をゲーム感覚でできるようなソフトが用意されていたりして、勉強への導入がスムーズに出来るものもあります。
心の状態を気にかけながら、速すぎずも遅すぎもせずに前に進める取り組みがなされているのです。
このサービスが優れているといえるのは、不登校になった子どもたちの心のケアを行いながら、勉強も教えてくれるというところです。
不登校になった原因は人それぞれです。
完璧なマニュアルはありませんが、それぞれの子に合わせた対応をとってくれます。
また、ネット塾はこちらから選ぶことができます。
ちょっと年上のお兄さんお姉さん的な人をつけてほしいのか、落ち着いた年配の人がいいのか、または、人に合わずにビデオ学習型がいいのかなどこちらから要望を出すことができます。
もちろん、ゆくゆくは学校に戻ることが目標かもしれません。
でも、1歩1歩環境を整えてあげることが大切です。
いわば、リハビリ期間だと思って、こういうサービスを使ってみるのもいいでしょう。
数あるネット塾の中から、不登校の子におすすめのネット塾を3つとりあげました。
どんなネット塾がいいのか、「不登校の子におすすめのネット塾ランキング」をご覧ください。